『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』解説『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を読み終わりました。ここでは登場人物別に解説と感想を記述します。 その前に、最後近くになって、ダンブルドア校長先生は、ハリーにハリーに背負う運命と予言をおっしゃいました。そのお言葉が、正直私には理解しにくかったです。何回もそのセリフを読みましたが、いまいちわからなかった。とにかく、ハリーは「例のあの人」ことヴォルデモートと戦う運命だってことです。それにはいくつかの過酷な運命も待ち受けているということです。それは徐々に6巻目、そして最終巻の7巻目へと続いていくことでしょう。今後、ハリーの運命を私も読み進めていくつもりでいます。 ◆登場人物 [ハリー・ポッター 7月31日生まれ 推定血液型A型] ハリーも15才になりました。全巻通して今回のハリーはほとんど怒ってました!なぜなら、前回の『ハリー・ポッターと炎のゴブレッド』では、闇の帝王ヴォルデモートの復活を目の当たりにし、闘ったからです。ヴォルデモートの復活をダンブルドア校長先生やホグワーツ魔法学校の全生徒に話したのですが、そのことについてのフォローもせずに夏休みに入ったので、マグルの世界に戻ったハリーには何もするすべもなく、ダーズリー一家にいじめられながら過ごしていました。自分の感情をもてあましているからといって、デブのいとこのダドリーを挑発していやみをいったり、マグルの世界でもハリーは「イイ子ちゃん」をやめたようです。 15才の年齢のせいか思春期に突入し、感情にまかせ、怒りを爆発し、癇癪を起こすハリーは、しばしば魔法学校でも問題が勃発しました。そのため、フォローをしてくれる親友のロンやハーマイオニーにあたるハリーは完全に「やなヤツ」ですね。 そんなハリーも初恋をします。その相手は、チョウ・チャン・・・三校対抗試合でライバルだった亡くなったセドリックの元カノ。ハリーはもともとチョウのことをいいな~と思っていたけど、どちらかというとチョウがセドリックの悲しみをハリーと共有したいためにチョウが近づいたって感じ。だから、チョウと仲たがいになってもハリーはあっさりとしているし。まだまだ恋愛感情の思いは成長してなかったようです。 やはりハリーにとって、一番辛かったことは、ハリーの名付け親であるシリウス・ブラックの死でしょう。シリウスの死によって、ハリーは張り詰めていた糸がプツンと切れたし、喪失感を味わって、悲しみにくれます。シリウスが幽霊になって会えるかもしれないと思い、ゴーストの”ほとんど首なしニック”にお願いしますが、できないとわかり落胆します。 そんなハリーにお薦めな本は、『世界の中心で、愛をさけぶ』 平井堅の「瞳をとじて」です♪【楽天市場】CD・DVD・ゲーム・楽器 ハリーも年齢が重なり、成長していきますが、この物語はファンタジーなので性の部分は省かれますが(でもキスはあったけど)、普通の15才の男の子だったらもてあましているエロ真っ盛りではないでしょうか?!ハリーの思春期の人間(魔法使いだけど)らしい成長は今後描かれることを期待してます。 [ハーマイオニー 9月19日生まれ 推定血液型A型] この時期の女の子は、男の子よりおませさんです。ハーマイオニーもおませで、頭脳明晰だから、アイディアは豊富にあり、判断力はあり、時にはハリーやロンよりも率先力のある女の子です。しかし、自分の頭の良さに過信し、おせっかいを焼いて、世話焼き女房みたいで、ちょっと余計なお世話っぽいところもありましたね(ハグリットやしもべ屋敷妖精に対して)。 けっこうハーマイオニーがきっかけを出して問題を起こして、結局ハリーが罰を受けることになり、ハーマイオニーはそんな怒り気味のハリーに「こらえるのよ」って言っているなんて、もともとはあなたが悪いのですからっ!!ザンネン、ハーマイオニー斬り!! ハリーがチョウのことで悩んでいた時に、ハーマイオニーはハリーに的確なアドバイスはするけど、ハーマイオニー自身は本当に恋愛したことはないみたい?!三校対抗試合で闘ったライバルのビクトール(ダンスパーティーではハーマイオニーと一緒に踊りました)と文通して続いているけど、あくまでも友達みたいだし。だから、本当の痛みはわからないので、ちょっと無神経なところがあるんだよね(ハリーとチョウのデート中に呼び出すし^^;だからチョウがハーマイオニーとの仲を勘違いするんだよね!)。 やはり、ハーマイオニーは、ハリーのことを好きになるのでしょうか?!映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、ハーマイオニーがロンの手をとって、お互いが意識する場面があるけど・・・(^^;)。ちなみに、ハリーのママ・リリー・エバンスは、ハーマイオニーに似ているしっかりした女性のようです。 [ロン 3月1日生まれ 推定血液型O型] ロンは実は心が広くて、頼りになる存在なんですよ。ハリーがどんなにロンやハーマイオニーに当たっても、ちゃんとハリーと接するし(時々聞かないふりもするけど)、ハリーがホグワーツで、「日刊予言者新聞」の記事を鵜呑みにした生徒たちがハリーを避けても、ロンはいつも通り接してました。ハリーがヴォルデモートの呪いで蛇の目となってロンのパパ・アーサー・ウィーズリーを襲って、ハリーがヴォルデモートに乗り移っていたと知っても、ロンはいつも通りに接してました。今回のシリーズでは、ロンは大人になりました! でも、監督生に任命されて有頂天になり(ハーマイオニーに引っ張られたけど)、念願のクィデッチの代表選手にキーパーとして出場して、マルフォイたちのスリザリン軍団の野次に最初はプレッシャーで負けてしまったヘタレだったけど、最後はグリフィンドールvsレイブンクロー戦で、レイブンクローのゴールを止めて、グリフィンドールを優勝に導いた立役者になりました(その時、ハリーとハーマイオニーはハグリッドのトラブルに巻き込まれて見ていなかった・・・!) 恋愛のことには、とんとお鈍な男の子。ハーマイオニーがビクトールと文通しているのを聞いてやきもち妬くけど、ハリーへのチョウの気持ちをハーマイオニーが解説したら、「そんなに一度の感じていたら、その人、爆発しちゃうぜ」と言い放すし(^^;)。妹のジニーちゃんの方がボーイフレンドをちょくちょくチェンジしているから(ロンはジニーに彼氏がいるのを知って、お兄ちゃんらしいやきもちを妬くけど)、ジニーの方が進んでいる! ロンの大らかさは、大家族スペシャルのウィーズリー一家で育ったことにあると思います。別項で、ウィーズリー・ファミリーについて解説します。 ジャンル別一覧
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